不倫をばらされることを恐れて、京都府警の巡査部長が守秘義務違反

京都府警は2011年2月17日、地方公務員法違反(守秘義務違反)の被疑事実で北署交通課の巡査部長(46)を書類送検するとともに、懲戒処分(停職3ヶ月)とした。巡査部長は同日依願退職した。
巡査部長は田辺署交通課に勤務していた2008年9月から10月にかけて、依頼を受けて、自動車のナンバーなどを照会して得た12人分の個人情報を知人男性に漏らした疑い。調べに対して巡査部長は「知人は自分が不倫をしていることを知っており、依頼を断るとばらされると思った」と供述しているという。
知人男性は交際していた女性の動向を把握するため、女性の周辺で見かけた車のナンバーを巡査部長に伝え、住所や氏名の提供を求めたという。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110217-OYT1T00871.htm
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201102180018.html
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110218k0000e040012000c.html
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011021700891
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/02/17/kiji/K20110217000265880.html

京都地検は2011年3月29日、地方公務員法守秘義務)違反の被疑事実で書類送検されていた北署交通課の元巡査部長(46)を起訴猶予処分とした。地検は「実害が少なく、懲戒処分など社会的制裁を受けている」と説明している。
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20110330ddlk26040604000c.html