千葉県警の巡査が傷害、県警は事実の公表を拒否

千葉県警市川署地域課の元巡査(22)が、同署に勤務していた2011年10月、車の工事代を巡るトラブルで知人男性に暴行を加える傷害事件を起こしていたことが、捜査関係者などへの取材で分かった。
県警の聴取に対し元巡査は容疑を認め、その後依願退職している。千葉区検は同年12月19日、元巡査を傷害罪で千葉簡裁に略式起訴。同簡裁は同日、罰金20万円の略式命令を出した。
起訴状などによると、元巡査は同年10月21日午後5時45分頃、松戸市の駐車場で知人男性(19)に対し、顔面を頭突きするなどの暴行を加え、全治約10日の軽傷を負わせたとされる。
捜査関係者によると、元巡査は自身の乗用車の工事を知人男性に依頼。その際、男性から自動車工場の使用料として数千円を要求されて支払ったが、後日、工場側から「金が支払われていない」と連絡を受けた。元巡査は男性を問い詰め、その際、激高して暴行したという。
男性の関係者が松戸署に被害相談。県警が任意で捜査し、同年12月上旬に書類送検していた。元巡査は動機について「男性の態度がふてぶてしくて気にくわなかった」と話したという。
取材に対し、県警は「懲戒処分の公表指針に該当しない事案については、処分したかどうかも含めて、一切答えられない」として、事件について公表していない。

http://mainichi.jp/area/chiba/news/20111220ddlk12040221000c.html
http://www.chibanippo.co.jp/c/news/national/66241
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111220-OYT1T01360.htm