長崎県警の巡査2人が会社員の顔面を殴打して怪我を負わせる

長崎県警は2011年4月21日、傷害の被疑事実で県警の警察署に勤務していた20代の巡査2人を書類送検するとともに、懲戒処分(減給100分の10(3ヶ月))とした。巡査2人は同日依願退職した。県警が同月28日、取材に対して明らかにした。
巡査2人は2011年3月26日午前1時半頃、長崎市油屋町の路上で20代の男性会社員に因縁をつけ、会社員の両脇を抱えて歩き、1人が会社員の顔面を殴打して口に怪我を負わせた疑い。被害者の仲間が110番通報して長崎署員が駆け付けた。巡査2人は勤務後に同期数人で飲酒していた。「男性の見た目が気にくわなかった」などと話しているという。
県警は2人を逮捕しなかった理由として「逃走の恐れがなく、被害者の傷の程度も軽かった。示談もすでに済んでいる」と説明している。

http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20110429/03.shtml
http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20110429ddlk42040455000c.html

長崎地検は、2011年5月11日、傷害の被疑事実で書類送検されていた元巡査2人を不起訴処分(起訴猶予)とした。
同地検は、被害者の傷害の程度が軽く、示談が成立していることなどから判断したという。

http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20110513ddlk42040541000c.html