大阪府警の巡査部長が被疑者を脅迫

大阪府警羽曳野署の巡査部長(38)が2008年3月14日、17日、19日、消防士の男性(41)を取り調べた際、「道場に行くか」「つまみ出すぞ」「こっから蹴り出すからな」などと暴言を吐いていたことが分かった。府警は「厳正に対処する」としている。
府警によると、男性の弁護人が2008年3月に「暴言や暴行があった」と指摘して取調べの中止を求めたが、同署の調査に対して巡査部長は否定した。
しかし、2011年6月、男性の公判における弁護側の証拠請求で、男性が取り調べ内容をICレコーダーに録音していたことが判明し、巡査部長は一転して暴言を認めた。
2011年10月7日の公判では、「(署の)道場行く?」「つまみ出すからな」「営業妨害しやがって。仕事進まんやんけ」「二人の密室やからね。(取り調べを録音・録画する)可視化とか言ってるけど。残念ながらここビデオも何もないねん」「家もガサ(家宅捜索)入るで。イヤキチ(嫌がらせ)でやんねん」「ない脳みそで考え。親がどうなるか分からんやろ。ワイドショーのええネタやねんで」「お前も死んだらよかったのに」など、巡査部長が自白を促す様子が再現されたという。
公判で男性は、「巡査部長に長時間立たされたり、ファイルで机をたたかれたりした」と供述した。
消防士の男性は、2008年1月に自転車乗車中に歩行者と衝突し死亡させたとして、重過失致死の被疑事実で書類送検され、同年12月に在宅起訴された。
http://www.47news.jp/CN/201110/CN2011100701001043.html
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011100700875
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111008-OYT1T00296.htm
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20111008k0000m040167000c.html
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201110080022.html