千葉県警の巡査がETC割引の不正利用で244回にわたり詐欺

千葉県警は2011年11月25日、電子計算機使用詐欺の被疑事実で成田国際空港警備隊の巡査(26)を逮捕した。
巡査は同年10月13日から同月22日にかけて、身体障害者手帳を持つ関西に住む祖父(78)名義のETCカードを車載器に差し込み、祖父が同乗していないのに、東関東自動車水戸線習志野料金所−富里インターチェンジ)を4回通行して、通行料金の半額分2,800円の支払を免れた疑い。
ETCの障害者割引制度は、障害者本人が運転をするか重度の障害者が同乗している場合にのみ利用できる。
県警は、巡査が2010年3月から2011年10月にかけて、NEXCO東日本管内で計244回にわたり約15万3,000円のETC割引を利用していたことを確認し、不正通行を繰り返していたとみて調べている。
巡査は容疑を認めているという。
巡査は2007年に奈良県警に採用され、2010年4月から千葉県警へ出向していた。

http://www.asahi.com/national/jiji/JJT201111250073.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111125-OYT1T00711.htm
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111125-OYT1T00977.htm
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111125/crm11112517160019-n1.htm
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20111126k0000m040031000c.html

千葉地検は2011年12月16日、電子計算機使用詐欺罪で千葉県警成田国際空港警備隊の巡査(26)を起訴した。
千葉県警は同日、巡査(26)を懲戒処分(停職6ヶ月)とした。巡査は出向元の奈良県警に帰任し、近く依願退職する。
起訴状では、巡査は同年10月、東関東道・富里料金所―習志野本線料金所間などを計6回通行し、正規料金との差額計4,200円をだまし取った、としている。
県警によると、巡査は、高速道の不正通行を繰り返し、2010年4月から2011年11月までに正規料金との差額約15万円の支払を免れたとされる。

http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819695E3E4E2E1968DE3E4E3E0E0E2E3E39191E3E2E2E2
http://www.asahi.com/national/jiji/JJT201112160077.html
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/chiba/news/20111216-OYT8T01272.htm