茨城県警の巡査長が酒気帯び運転で事故、父親が身代わり出頭

茨城県警は2011年2月10日、道交法違反(酒気帯び運転、安全運転義務違反、事故不申告)の被疑事実で、本部警務部総務課兼地域部地域課の巡査長(37)を水戸地検土浦支部書類送検するとともに、同日付で懲戒免職とした。
また、牛久署は同日、巡査長の身代わりに同署に出頭したとして、犯人隠避の被疑事実で巡査長の父親を水戸地検土浦支部書類送検した。
巡査長は2010年12月28日午後10時25分頃、牛久市栄町1丁目の市道で、酒気帯びの状態で父親名義の軽乗用車を運転し、道路標識柱やガードレールに衝突したが、事故を申告しなかった疑い。
事故当日、巡査長は同日午後5時ごろから10時ごろまで同市内の飲食店で知人とビールや焼酎などを飲み、軽乗用車を運転して帰宅中だった。飲食店から数百メートルしか離れていなかった。衝突の際にナンバープレートの付いたバンパーが落下したが、それに気付かず巡査長は酒気帯び状態で運転を続け、約3時間半後の翌29日午前2時頃、事故現場から約50キロ離れた大洗町の自宅に到着。巡査長は再び軽乗用車を運転して父親宅に向かい、29日午前4時半ごろ、2人で同署に出頭した。
当初、父親は「息子を同乗させていて事故を起こした」、巡査長は「運転していたのは父親」と説明した。しかし、飲酒検査で巡査長からアルコールが検出され、同日午後になって2人は説明が虚偽だったことを認めた。父親は「息子がかわいそうでかばった」と話しており、巡査長は「そんなに酔っていると思わなかった。父が身代わりになると言ってくれたので、当て逃げがばれないで済むと思った」と話しているという。
県警は「任意で送致している事件のため、公表を控えたい」として、巡査長の氏名や飲酒の量などは発表していない。

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