警視庁戸塚署の巡査部長が虚偽の捜査報告書を作成

警視庁は2011年7月8日、虚偽有印公文書作成・同行使の被疑事実で戸塚署交通課の巡査部長(53)を書類送検するとともに、懲戒処分(停職1ヶ月)とした。巡査部長は同日付で辞職した。
巡査部長は同年3月中旬、東京都新宿区で2010年10月に発生した軽傷ひき逃げ事件について、被害者の20歳代の男性が継続捜査を望まないとする虚偽の報告書を作成した疑い。2011年4月上旬、被疑者不詳のまま東京地検書類送検し、捜査を打ち切った。検察官が同月中旬、男性に電話で確認して発覚した。
同庁では2008年10月から、けがの程度が1か月未満で、半年以上未解決の軽傷ひき逃げ事件については、被害者が処罰や継続捜査を望まない意向を示した場合に限って捜査を打ち切り、容疑者不詳のまま地検に事件送致できる制度が導入されていた。
巡査部長は「長期未処理だと本庁に報告しなければならず、捜査が不十分だと指摘されると思った」などと話しているという。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110708-OYT1T00908.htm
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110708/crm11070820430026-n1.htm
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4771415.html
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00203020.html