大分県警の警部補が捜査費を横領して交際相手に菓子を買う

大分県警は2011年8月3日、業務上横領の被疑事実で県警本部刑事部の警部補(50代)を書類送検するとともに、懲戒処分(停職6ヶ月)とした。警部補は同日付で退職した。
警部補は、別府署刑事課に勤務していた2009年9月頃から2011年4月頃にかけて、交際相手の女性に渡すため、捜査諸雑費で十数回にわたり計約4万4,000円分の菓子を買った疑い。
捜査諸雑費は、捜査員に毎月5,000円程度支給され、張り込み捜査の時の食事や捜査協力者への謝礼用として使われることが多い。月末に領収書を提出し、余った分は返還する決まりという。交際女性は捜査とは無関係で、警部補は土産として菓子を買っていたが、捜査に使ったと報告していたという。
警部補は同年3月に県警刑事部に異動していた。不適切な交際をしているとの情報提供があり、県警が調査していた。

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011080300384
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110803/crm11080312430015-n1.htm
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20110803-OYS1T00627.htm
http://www.oita-press.co.jp/localNews/2011_131234897523.html

大分地検は2011年10月24日、業務上横領の被疑事実で書類送検された県警本部刑事部の元警部補(50代)を起訴猶予とした。
元警部補は別府警察署刑事課に勤務していた2010年5月から2011年4月までの5回にわたり、捜査用の「捜査諸雑費」およそ2万3千円を使ったとして、業務上横領の被疑事実で2011年8月に書類送検された。元警部補はこの金で交際相手の女性に土産の菓子を買っていたという。
大分地検起訴猶予の理由について、「比較的少額で全額弁済し、懲戒処分も受けた」と説明している。
http://www.e-obs.com/obs-news/genko/DD10240018139.html
http://mainichi.jp/area/oita/news/20111025ddlk44040623000c.html