大阪府警の警部と警部補が部下のミスを隠蔽するため公用文書等毀棄と虚偽有印公文書作成・同行使

大阪府警は2011年8月18日、公用文書等毀棄と虚偽有印公文書作成・同行使の被疑事実で南署留置管理課に所属していた警部(50)と警部補(36)を書類送検するとともに、警部を停職3ヶ月、警部補を戒告の懲戒処分とした。警部は同日、依願退職した。
同課の巡査部長(29)は2010年11月、南署に勾留されていた20代の男に郵送されてきた手紙について、接見禁止中にもかかわらず、誤って男に手渡した。2011年1月にこの事実が発覚したが、警部と警部補は同年2月、巡査部長のミスが自らの責任問題となることを恐れ、事実を記した手紙の管理記録を破棄したうえ、渡さなかったとする虚偽の文書を作成した疑い。
また、警部は2010年6月、勾留中の30代の男から、接見禁止中にもかかわらず、病院に行く際に妻子と会いたいと頼まれて了承し、大阪市内の病院内の廊下で引き合わせたという。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110818/crm11081821050021-n1.htm
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011081800741
http://www.asahi.com/national/update/0818/OSK201108180123.html

大阪地検は2011年9月29日、公用文書等毀棄と虚偽有印公文書作成・同行使の被疑事実で書類送検されていた大阪府警南署の元警部(50)と警部補(36)をいずれも起訴猶予処分とした。
地検は、2人が停職や戒告の処分を受けていることなどを考慮したとしている。
http://www.sankei-kansai.com/2011/09/30/20110930-058231.php