埼玉県警の巡査部長が6年半にわたり盗撮

埼玉県警は2011年9月2日、鉄道営業法違反(無賃乗車)の被疑事実で県警警備部機動隊の巡査部長(40)を書類送検するとともに、懲戒処分(停職1ヶ月)とした。巡査部長は同日付で依願退職した。
巡査部長は同年6月21日午後4時40分頃から午後5時5分頃までの間、JR高崎線の大宮ー上尾駅間を運賃380円を支払わずに往復した疑い。
県警鉄道警察隊員が警戒中、大宮駅の高崎線下りホームで、女性の背後を歩く巡査部長を発見して追跡。上尾駅から大宮駅に戻った後、再び下りホームに行ったため、職務質問したところ、かばんに隠したビデオカメラで盗撮しようと乗車していたことを認めたという。
県警によると、巡査部長は2004年11月から2011年5月までに数十回にわたり、東京都や埼玉県内の駅などで、ビデオカメラで女性の後ろ姿を盗撮していた。大宮署が押収したビデオテープ2本と記憶媒体には計約180点の動画が収録されており、中には女性の下着が映ったものもあった。巡査部長は「隠れて撮る行為に緊張感があって楽しかった」などと供述しているという。
しかし、被害女性や撮影場所が特定できないため、県警は盗撮容疑での立件を見送った。

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011090200647
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110902/crm11090219440023-n1.htm
http://www.47news.jp/CN/201109/CN2011090201000851.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110902-OYT1T00937.htm