山口県警の職員が万引き

山口県警本部勤務の40代の一般職員が2011年7月、山口市内のスーパーで食料品を万引きし、懲戒処分を受けていたことが同年11月29日、県警への取材でわかった。県警は容疑事実や処分を公表していなかった。
県警によると、職員は同年7月17日、スーパーで食料品(数千円相当)を万引きし、店外に出たところを保安員に呼び止められ、警察に通報された。職員は警察の調べに「気がついたら盗んでいた」と容疑を認めたという。
県警は、初犯で被害金額も少ないことなどから、厳重注意とする「微罪処分」とし、同年8月25日に懲戒処分(減給100分の10(3ヶ月))とした。職員はその後、依願退職した。
県警は、数百円の万引きでも事件として広報しているが、職員の窃盗を公表していなかった。
容疑事実や処分の未公表理由について、県警監察官室は「常習性がある場合などに広報している。被害結果など総合的に考え、刑事訴訟法にのっとり判断した。適正に処理したものと考えている」と述べた。

http://mainichi.jp/select/jiken/news/20111129k0000e040041000c.html