京都府警の巡査部長が妻に暴行

京都地検は2011年11月30日、傷害罪で京都府警下鴨署の元巡査部長(55)を起訴した。
起訴状などによると、元巡査部長は2010年6月下旬から7月上旬、妻の両腕をつかんで背中を角材にぶつけるなどの暴行を加え、胸や腰などに全治9〜21日の怪我をさせたなどとしている。
元巡査部長の妻が同年7月、当時下鴨署地域課に所属していた元巡査部長からドメスティックバイオレンス(DV)を受けたとして、右京署に被害届を提出。府警が同年10月、傷害の被疑事実で元巡査部長を書類送検するとともに、懲戒処分(減給100分の10(3ヶ月))とし、元巡査部長は辞職した。
この事件をめぐっては、妻が右京署にDVの被害届を提出した直後に右京署が下鴨署の副署長に連絡し、副署長が被害届の内容を詳細に夫である元巡査部長に伝えたため、夫の親類や同僚らから「夫を売るな」「被害届を取り下げろ」などと電話があり、精神的苦痛を受けたとして、妻が府に対して、550万円の損害賠償を求める訴えを京都地裁に起こしている。
府警は2010年10月、情報漏えいで下鴨署の副署長を厳重注意処分としている。

http://sankei.jp.msn.com/region/news/111201/kyt11120102260004-n1.htm
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20111202ddlk26040563000c.html
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111006/trl11100620340027-n1.htm
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/10/06/kiji/K20111006001768990.html